Macでハイレゾ音源を聴く方法-
2021/06/10
こちら2014年版の記事ですので、2017年版の記事はこちらです。
こないだ書いたOVERGROUND ACOUSTIC UNDERGROUNDのハイレゾ音源を聴く為に調べました。
Mac側を96kHzに
実はMac本体で96kHzに対応しています。DAコンバーターの部分ですね。デジタルをアナログにする箇所です。
Macintosh HD>アプリケーション > ユーティリティー > Audio MIDI設定
内蔵出力を96kHzに選択してください。またヘッドホン出力に関しても別途選択する必要が有りますので、ヘッドホンをさして同じように設定をしましょう。隣のビット数は32ビットにしておきましょう。24bitと32bitに関してはこちらを参照してください。
ただMacのヘッドホンアウトや内蔵スピーカーではハイレゾの音源を再現しきれるとは言い難いので、オーディオインターフェースを使用したほうが絶対にいいです。
FLACファイルはどうする?
変換します。X Lossless Decoderという老舗アプリが便利かと思います。
よくよく考えたらこれで再生も出来ちゃうのか。。。Mac向けにApple losslessかwav形式で出力しておくといいと思います。wavはたいがい再生出来るアプリが多いので良いのですが、どうしてもデータサイズが大きくなります。職業柄わたくしはwavにしますが、サイズ厳しくなっていくと思いますので、お好きな形式に変換するのが良いかと。
ハイレゾ音源プレイヤー
いろいろあるもんですね。まだハイレゾ音源が手元に無いけども再生はどうしようかと考えてみました。
Audirvana
$74とやや割高ではありますが、好評なイメージです。 最初はトライアルなので試してみてから買うかどうか考えてもいいと思います。iTunesのプレイリストにあるハイレゾ音源をAudirvana経由で再生する事が出来ますので、利便性にも優れていると思います。もちろん専用の単独プレイリストを作成する事も出来ます。ボリュームも1dB刻みで調整する事が出来ます。もう少し安ければなぁと。ただ音は絶対的に一番いいと思いますし、周りからの評判もいいです。普通のCD音源である44.1kHz 16bitの音源のアップコンでもだいぶよくなった感想を聞きます。
Audio Gate
KORGのハイレゾプレイヤーです。KORGの1bit製品を購入していれば認証出来ます。有料でも認証出来ますが、¥19,980-とかなり高価。以前はtwitterでの認証で良かったらしいですが、今はフリー版だと48kHzまでだそうです。せっかくハイレゾを普及するべきメーカーサイドなのだから、もう少し敷居を低くした方がいいと思うんですよね。なので個人的には選択肢から除外です。
VOX
Mac app storeで入手出来るフリーのflacにも対応してるプレイヤーです。 無料でこれなら別にいいかなと思える感じです。iTunesのプレイリストだけでなく、VOXだけのプレイリストも作れますので、ハイレゾ音源はVOXだけでという使い方も出来ます。EQはiTunesと同じプリセットがありますが、あまりよくないです。
iTunes
ちなみにiTunesで128kのまさよしさんの音源を聴いたら再生はできたものの、途中で音飛び状態になってしまいました。秦基博の48k24bitはiTunesでも再生出来ます。
個人的にはVOXで聴くのがいいのかなぁと思います。あとはDAWなアプリで聴いてしまうのもありですね
お手軽Bluetoothノイズキャンセリング・ヘッドフォン
ハイレゾ とは
ちょっと勘違いしないで欲しいのは、ハイレゾはハイエンドなオーディオじゃないということ。オーディオマニアのためのものではないということ。本来ならば生演奏という聞き方を録音して聞いているのがCDです。CDは44.1kHz 16bitという解像度で音を聞いています。
44.1kHzは1秒間に音を縦方向に44100分割し、横方向に2の16乗だけ分割しているということです。ハイレゾはその密度をより細かくしているわけで、デジタル音源がよりいっそうアナログっぽく聞こえるようになったものです。
例えるなら8bitのファミコンマリオが、PS4や実写なみになめらかな描写がされているということなのですね。
だからハイレゾはすべての人のためにやっと音源がリアルになってきたと思うべきなのです。CDはもはや過去のもの。アナログテレビみたいなもんです。
さっくりとハイレゾについて説明してみましたのでこちらもご参照ください。