自作Retina 外付け9.7inch ディスプレイ
久しぶりにDIY的な事をやっております。概要で言えば入手がかなり楽なiPadの画面パーツを入手して外付け画面として運用するというものです。もうかなり長い事デュアルディスプレイに慣れ親しんでおりまして、画面一つでは作業がしにくいという感覚をもっております。画面一つの方はぜひともデュアルをお勧めします。ものすごく作業効率はあがります。
パーツの入手
画面
週刊アスキー等で海外サイトも紹介されておりましたが、今回はヤフオクにて入手しました。「LP097QX1」で検索すればいくつか引っかかってきますので、その中で一番安いところで落札。5890円+送料1,500円でした。ありがちな海外からの発送ってやつなので、中国から発送され無事に到着しました。海外サイトでも入手する事は問題ないと思いますので、WEBで検索すればいくらでも出てくると思います。梱包は厳重に包んであったのでもんだい無し。
背面にはコネクタがあり、フラットケーブルになっています。このケーブルはiPhoneやiPadなどを分解した事がある人ならよくご存知かと思うのですが、けっこうもろいので取り扱いには注意が必要です。このフラットなケーブルの先端にあるコネクタというかむき出しになっている配線部分をこの後に出てくる基盤に挟み込むのですが、その作業もちょっと慎重に奥まで差し込んであげないと危険です。画面の周りにはiPadに固定する際に使うであろうネジ穴が4つありますので、自作ケースを検討している場合は2mmの穴を通すネジが必要ではないかと思います。
基盤
基盤はAbuseMarkという所からしか入手出来ません。オンラインでの販売で3500円程度ですが、手作りによるものなのか、入手がなかなか難しいようです。自分が見たときは在庫が残り2つとなっていたので、慌ててポチっとしたのですが、マメにチェックして在庫を確認した方がいいようです。やり取りは英語なのですが、発送元は熊本になっているようで日本からなんですよね。この基盤が無くてはお話にならないのと、今のところココでしか入手できませんので、選択肢はありません。自作してみよう自作してみようと思うなら買いです。
ケーブル類
Macの場合はmini Display portかthundervoltポートを利用しますので、mini Display port – Display Portのケーブルが必要になります。長さは人によりけりだと思うのですが、自分は仕事で使う事を考えて1.8mにしてみました。
また電源を供給するにあたり、mini USBケーブルが必要になります。これは持ってる物で大丈夫。電源をあえてiPhoneなんかの充電器で供給出来るかなと思ったのですが、電圧か電流が足りないのか、画面が点滅になってしまいました。結局はMBPを載せているUSB HUB付きのポートからとりました。USBポートをつぶすのはちょっとなぁというのと、電源を供給するタイプのUSB HUBのほうが良いかと思います。
接続
接続はとても簡単ですが、慎重に接続が必要です。画面側のフラットコネクタを基盤に差し込むのですが、基盤側の黒い部分を起こしてからさしこみます。そのまま刺してもささりませんのでご注意を。慎重にさしたらさてこのプラダンをどうしようか、と考えたのですが利用する事にしました。基盤をそのまま画面につけるとショートしてしまうので有り合わせのゴム板を貼付ける事にしました。
とりあえずこれでも表示は出来るのですがこれをやはり皆さんケースに入れる等いろんなことをしてらっしゃるのですが、自分はシンプルでいいんじゃないかということにしました。電源はUSBポートです。
一番簡単なiPadのケースを利用しました。保護シールがおまけでついてくるし、自立するしこれなら持ち歩けるし。そのまま使うには緩すぎるのでピンクのプラダンでスペーサーとして活用し、コネクタ部分がくるところはケースをカットする事で対応しました。Macのディスプレイ設定で画面を180°まわす事でコネクタも下側に設定し見た目もすっきりです。
画面設定はこんな感じになります。この一番でかい奴がRetinaディスプレイなのです。つまりどういう事かというと、解像度が高すぎて文字が読めないw 今後の使い道としては現場でも持ち歩いていける画面として活用し、オペで役に立てばいいなと思ってます。なので事務作業の際は解像度を一段階下げて使用しています。
今んところはiTunes表示したり、文字があまり必要とされないような表示の仕方をしています。