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生きるという事は死ぬまでにこの世に生を受けた事の意味を探す旅

音楽を楽しむ

   

ここ最近いろんな音源だったり、,いろんな音響さんのお仕事を見る事ができる機会に恵まれているせいか、なんとなく感じる事があります。音響会社さんによって色々な違いがあって面白かったり、仕事っぷりでどのように着陸点に持っていくのかが見れて勉強になったりします。まれにびっくりする事もありますが。使用する機材がほぼ同じだったりすると音響さんの好みが出てくる訳ですが、その中でも音源の差を大きく感じる事が多々あります。

基本的にCDで販売されているような音源だと思うので44.1kHz16bitだと思います。自分は恵まれた環境で仕事するときは48kHz24bitで受け渡しする事もあるので、やはりそこの差はすごく大きいなぁと感じますが、今回特に思うのは作成されてる音源の着陸点はどこなんだろうという点です。

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今の時代、音楽の製作環境は大きく変わりました。個人でもProToolsを導入して自宅で作成する事が出来るようになりましたし、誰でもすばらしいマシンで製作が出来るわけです。音源を購入して貼付ければ録音しなくともすばらしいドラムの音を使用する事が出来る訳です。これは本当に進化なのだろうかと思う事があります。便利にはなっているけども、弊害もやはりあるなぁと常日頃思う訳です。

自宅で音源を利用して個人の音楽製作環境で音楽を制作する。すばらしい曲も産まれていると思うのですが、両手を上げて喜べる時代ではないなぁと思うのです。今まで音楽製作するには非常にコストがかかりました。プロユースのスタジオで録音して、プロ用の高い機材を使用し、PTが当たり前になる前はオープンリールで録音する為にあまりテープをこすらないように気をつけたりもして。とにかく一曲を完成させるのに膨大な金額がかかった。今は極端に言えば自宅でパソコンでDAWソフトと音源を切り貼りすれば製作出来てしまう。確かにコストは桁違いに抑えられる事ができますが、これが本当にベストなのだろうかと。

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何が言いたいのかまとまらないのですが、良いものを生み出すにはある程度のコストは絶対必要だと思うのです。機材費しかり、人件費しかり。製作発注する側はなにとぞケチることなく、必要経費として認識していただきたいなぁと。PAなんかで使用している大きなスピーカーで出力すると、その音源のひどさってのはとても大きく出ます。いや、ひどいというか大きなスピーカー、つまりラインアレイとかで出力される事は全く想定されてない(まぁ普通そうか)音源というのは一発でよくわかります。今時の音源はどれもそうです。ヘッドホンやイヤホン、小型スタジオモニターなんかでミックスダウンをしてるからなのかなぁという想像しか出来ません。実際小型のモニターで作業をしていても、一流の方は大型スピーカーで再生してもすばらしい仕上がりである事を見てきているので、これはエンジニアの差なんだろうなとも思うのですが。

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んで何を思うのかって、自宅で作業する方も出来るだけ大きなスピーカーで作業する事も考慮してほしいなぁと思いますし、自分も音楽を聴く環境というものを今一度見直したいなぁと感じる訳です。いまや音楽を聞いている状況ってiPhoneやiPodをイヤホンやヘッドホンで聞いてたりするじゃないですか。自宅でYoutubeだったりニコニコだったりを聴く環境はPC内奥スピーカーだなんてこともあったり、PCに接続する小型スピーカーだったり。車のなかで聴くなんてこともありますよね。今憶えばわりと大きめのオーディオシステムがあって、そのスピーカーから音楽を聴く、楽しむ事が出来た自分はなんて恵まれていたのだろうと思います。子供の頃ただの興味本位で父親のレコードを再生して、その迫力に魅了されたのが今の仕事に繋がっているのかもしれないなぁと改めて思う訳です。

だから自宅で子供に音楽を聴かせる環境を見直したいと思うのです。たとえ音楽を聴く機会がテレビを通してであったとしても、少しでもいい環境で聞かせないと良いものの判断ができなくなってしまうのではないかと。昔と違って沢山の娯楽があるから、「趣味:音楽鑑賞」なんて事は少ないのかもしれません。CDをを聴こうとしてCDをデッキに入れて耳を傾ける人が今やどれだけいるのだろう。CDを買って音楽を聞く為にまずする事はディスクをパソコンに挿入する時代、むしろCDを買わずにダウンロード販売で直接PCやiPodから再生する。便利な時代になった事により、何かを失ってしまっているのではないでしょうか。

ギターなんかやった事があれば解るんですけど、ギターの善し悪しよりもアンプでの音作りやアンプが同じならエフェクターでの音作りの要素ってとっても大きいんですよね。PAでもそうですけど、最終的なスピーカーの差が一番大きくでたりもするわけで。もちろんプロとしての目線では音響卓の違いによる音の違いやキャラクターというものはある訳ですけども。なので音響卓をケチったとしても、ライブハウスなんかはメインスピーカーにどれだけお金をかけるかってのは大きいと思うんですよねぇ。

イヤホンでしか聴いてなかったら、試しにヘッドホンで聴いてみてほしい。PC内蔵のスピーカーで聞いているならば、小型スピーカーでもいいから接続してほしい。いやせめて一昔前のミニコンポくらいのシステムで聴いてみてほしい。音楽の聞こえ方は大きく変わって来ると思う。ヘッドホンアンプ、ポータブルアンプに拘ったりするくらいなら、いっそ少し大きめのスタジオモニターで音楽を聴いてみた方がイイと思う。電車の中で音漏れしてる人が音楽を楽しんでるとは思えない。

 

YAMAHAはもうすぐ新製品が出るし、サブウーハーも設置したほうが良いけども、このぐらいのスピーカーから音楽を聴いたらびっくりするぐらい違って聞こえるんですよ。今まで聞こえなかった楽器が聞こえたりね。サウンドハウスなんかでもいろんなスピーカーが安く販売されているので、是非とも試して頂きたい。AirMacExpress経由でもiPodと直接つないででもいい。ケーブルはとりあえずなんでもいい。電源環境がどうだとかじゃなくて。イヤホンを外してスピーカーで聴いてみて下さい。音楽の楽しみ方が変わると思います。そしてライブ会場で新たな喜びを感じる事ができると思うのです。

 

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