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生きるという事は死ぬまでにこの世に生を受けた事の意味を探す旅

3.11

   

 あれから一年。もう一年。まだ一年。どのように感じてますか。

自分自身も大きく考え方が変わりました。何でも無い一日がどれだけありがたい事なのか、すばらしい事なのか。そして家族とともに過ごせる事の幸せ。

東日本大震災という一言でくくってしまえば、それは歴史の1ページなのかもしれません。しかしながらそこには2万件の悲しみがある。1件の悲劇ではなく、2万件の悲劇が重なっているのです。

忘れることは出来ません。あの日、妻と連絡が取れない事がどれだけ苦しかったか。連絡が取れない、情報が乏しい状況の中、iPhoneの電池がどんどん減っていく。充電器を持ち歩いていたから、充電は出来たものの、電話は繋がらない。妻からのメールを受信できたときは正直腰が抜ける想いでした。

地震だけでなく津波や放射能といった複合的な問題があるこの震災。東北では未だにガレキの山があり、そこにあったはずの町並みは基礎しか残っていない。訪れた人々が絶句する光景。

僕らには僕らにしか出来ない事をする。眉間にしわをよせてるだけじゃ何も進まない。振り返ることも前に進む事もしなければならない。

ここ最近また地震が増えているような気がします。地震に慣れてしまってはいけない。大切な人を守るため、大切な人に自分の無事を伝えるため。

僕なんかの経験なんて、実際に東北で被災された方々の悲しみに比べれば。でも僕自身も意識が変わりました。家族と過ごす時間を大切にしたい。そう思うようになりました。

震災で被害に遭われた方々に謹んで哀悼の意を捧げます。

 

ガイガーカウンターの値段も落ち着いてきました。子供の事を考え、身の回りの測定もした方がいいのかなと思ってます。

 

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