出産までの記録
1/20 17:26
妻からTEL
痛みが強くなり、間隔が狭くなってるので、病院に向かう
18:19
お義母さんからTEL
早ければ今夜中にも産まれるかもしれないので、入院になるとのこと
病院に入院
会社から電車で直ちに向かう
20:30病院到着
すでに陣痛を、くりかえす
実家の愛犬が心配なので、お義父さん達は一旦帰宅
妻は夜通し陣痛との闘い
産道はだいたい3-4cmくらい
とにかく苦しむ。さすり続けてもちっとも楽にならない様子
さすってもそれが邪魔なときもある
1/21
5:00 お義母さん達戻る
9:00助産師さん交代、陣痛時の呼吸の仕方を訂正される
痛みが来たら目を開き、リラックスして深呼吸、手に力を入れない
出産に備えて痛みのない時は目を閉じて休む
体力を備え、糖分のある飲み物をとる
9:39 回診で先生達が来た途端に破水する。タイミングわかってるというか、なんというか
そのまましばらく落ち着いた呼吸で流す
陣痛は強くなっている様子だが、産道は開かない
とにかく苦しそう。何もしてあげられないのが辛い
11:30
医師より、促進剤を13時から使用すると説明あり
破水が先行などが理由
書類にサインする
12:00
助産師さんに、陣痛が強まっているようなので、診察してもらう
しかし朝方と変化は無し
昼食は出たが、医師より経過観察したいとのことで、取り下げた
14:00
分娩室へ
産道も少し開いたかも
促進剤使用せず
陣痛が強くなったようで、分娩室が慌ただしくなる
明らかに様子がおかしくドタバタする
麻酔科を呼べという叫び声
14:20頃、やっと説明あり
産道が5cm以上開かない為、吸引も試したけど失敗
吸引は2回までしか出来ない
危険な状態なので、帝王切開へ切り替えたいとのこと
産道からの出産は不可能
破水していたので、子宮の収縮の際に締め付けられ、
赤ちゃんの心拍が極限まで低下、停止も見られ危険な状態
了承し、緊急手術
妻は意識が混沌としている
母体も心配な状態
14:50 デイルームで待機していると呼ばれる
14:37誕生とのこと
念のためNICUへ搬送するところである
全身麻酔の妻はまだもどらず
現在15:35
17:00
妻もどる
全身麻酔の為、意識回復まで時間かかる
目は開けない、返事は頷ける程度。全身麻酔の為、記憶もおそらく曖昧
NICUに呼ばれる
今回の説明を受ける
陣痛は強まって、分娩室で出産にかかったが、
産道が開ききらなかった事、赤ちゃんの頭が標準よりも大きかった事
へその緒も一周、赤ちゃんの周りを回っており、
危険性もあった。破水が先行した為、羊水も少なく、
子宮の収縮の際に締め付けられ、心拍停止などもあったので、
緊急手術で帝王切開へ切り替えた
全身麻酔の為、赤ちゃんにも麻酔が流れた為、
取り上げた際の仮死状態からの復帰に時間かかった
面会は両親のみ、家族は窓越し
やっと面会するが、まだ挿管が数本、身体も拭いていないまま
二重まぶた、声に反応する
フラッシュ写真に大きく驚く
助産婦さんに相談し、今夜は病室に泊まり込むことに。
簡易ベッドがビッックリするくらい簡易で、ほぼタンカ。
181cmのオレはおさまりません。
妻は遅い時間になり、意識がもどる。しかしほとんど寝ていないため、
睡眠を優先させる。
思い出しながら様々なことを話しているうちに
本当に出産は命がけであることを痛感。
手術室に向かう妻が混沌としていたこと、そして
無事に生還してくれたことを想い、
涙が止まらなかった。
夜中に除算資産が点滴の交換などに訪れる。
1/22
6:00起床時間。当然起きられない。
助産婦さんがいろいろやってくれている。
妻は通常分娩の予定だったため、産道も切開し、
さらに帝王切開に切り替えたため、全身麻酔になった。
普通の人よりもよけいに苦しみ、そして施術も行ったことにより、
身体への負担が大きかった。
ひたすら何本もの点滴
点滴や座薬による痛み止め
1/23
容態はそこまで回復していないが、
がんばって赤ちゃんに会いにいこうと決意
涙が止まらない。
なんとか歩けることを認めてもらい、
NICU
車いすで念願の対面。
娘はひたすら寝ていた。
僕らは名前を娘に告げた