PAさんとCAD図面
2014/11/12
長いことPAというお仕事してるんですけども、図面を扱うことがかならずあるんですね。そう、CAD図面です。
そんなもの建築というか道具さんとか、そんな人達しか扱わないという人もいるかもしれないんですけど、やっぱり音響さんも図面を書いたりするんですよ。読むことはもちろんありますよね。舞台図面や現場の図面を元に様々なプランニングをするわけですから、図面が読めないというのは一般的な現場をやる上で致命的だと思うんです。もちろん、ライブハウスだけやってる時は必要ないのかもしれませんね。また最近は回線表などの資料を渡すときに、エクセルで簡易的な図面を書くだけという人も結構いるんですよね。
自分はどうするかって必ず図面を書くんです。スピーカーをどの位置に配置するとどこまでのお客さんに音が届けられるのか、スピーカーの特性や角度を考えながら図面を引くわけです。モニター・スピーカーならそれがハウリングの可能性を事前に検証しておく手段になる。全ては事前準備作業ということです。
そう、いかに準備しておくかだと思うのです。料理人ならば材料を買いだして仕込んでおく段階です。
じゃあCADソフト買えばいいのかっていうと無理。まず無理ですよね。いや、無理ではないけど、全員がVectorWorksを所有できるような金額ではない。そこでまずは頂いた図面を見ることだけでもどうにかしましょう。.mcdや.vwxという拡張子のファイルを開く方法です。
Vectorworks Viewerがかなり使えます。 しかもYosemiteで動きます。
本当はVectorWorks spotlightというバージョンを購入することで照明だけでなく音響さんもラインアレイの配置を簡単に書いたり、客席の配置を簡単に書いたりということができるバージョンが有ります。でも高い。個人では手が出ない。40万円近くします。企業で買うのだってちょっとむずかしい価格ですよね。40万円って。
あとは図面を書くということになった場合どうするかというと、Draftsightというソフトを利用してみます。但し.mcdや.vwxは開けないので作成者に.dwgに書き出してもらうしかないです。またMacは64bitになります。