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生きるという事は死ぬまでにこの世に生を受けた事の意味を探す旅

2012.6.2 伊藤ふみお @渋谷クワトロ

   

 僕の目の前にはとても地味な女子がいました。場所は音響ブースの下手側。客席アリーナ側の最後方ともいえるかもしれません。音響卓より後ろ側ではないので控えめというか俯瞰的にステージを見る場所でもありません。そこにおとなしめの女子はいました。
 クラスによくいる地味な女の子という感じのイメージをもちました。眼鏡、真っ黒な黒髪をポニーテールではなく、一つに束ねて。誤解を招くかもしれませんが正直KEMURIを聴くようなイメージではなく、嵐を聴くような。いや、嵐も聴いてるかもしれないし嵐も悪くはないんですけど。
 そんな子がおとなしく、でもPMAシャツを着ながら見てるんですよ。ふみおさんのライブを。おとなしく、ね。

 ふみおさんのライブは久しぶり。ZEPP以来かな。正直様々な期待感とかいろんな気持ちを持っていきました。クワトロの柱が邪魔だという事を忘れて。
 AIR JAM2012にてKEMURIのラインナップとともに復活の告知。先にふみおさんのライブが決まっていただけに、これはどうなるのだ?とも思いましたし、それぞれのメンバーがすでにKEMURIではない場所で生きているという事実もあり、嬉しいけど単純に喜ぶだけじゃないぞとも。そもそもふみおさんのSOLO結構すきなんですよ。KEMURIではない楽曲。もちろんKEMURIは僕にとって今まで15年くらい心の支えとしてある音楽だし、どの曲を聴いてもテンション上がるし。非常にメッセージ性の強い音楽は全身を駆け巡る感覚があるし。
 とまぁいろんな想いもありのクワトロです。開場前からKEMURI Tシャツで待ち構える人々。僕らはなんか食べようかとうろうろ。結局目の前のつけめんにしましたけどね。親友と近況報告するには居酒屋でなくともいいのです。場所があれば、男なんて。


 音響さん照明さんはいつものお二人。KEMURIをよく見てる人ならわかりますよね。18:30-スタート予定は数分押しで開演。最初っからふみおさんのテンションはすごく高くて。先にSound Cloudで試験的に発表していたDEMO音源の曲を立て続けに。意外だったのは結構みんな聴いてるのね。予習してたひとがたくさんいたわ。でね、何曲かやった後に、突然スイッチが入るのです。

 KANASIMIYO 
突然、目の前の地味そうな女子が動き出しました。いや、あの曲調程じゃないですけどw なんかうれしかったなぁ。いや開場のスイッチははいるどころの騒ぎじゃなかったです。RIOTですよw どこからか突然みんな集まってきましたからねw うわもうがまんできねぇよって感じで。

そこからWorkin’ daysとか Ohichoとかいやもうホントに久しぶりに大声出しました。久しぶりにシャツがぐっしょりになりました。ひさしぶりに身体のあちこちが痛くなりました。いや、ずっっと音響卓の横にいたんですけどね。

 でもアンコールで我慢できなくなってというか、写真撮ろうって言われて映りたくて前に進んでそのままの流れで久しぶりに若者に囲まれてきましたw いやぁ、若くないなw でも昔よりみんなゆるかったなw SKA PUNKだからね、単純に暴れてるだけの客ばかりじゃなくて、純粋にSKAを楽しめるお客さん(特に女子)もいる訳で。そのへんはきちんとしてた。ちなみに客層は10歳以下の子供と同伴のひともいたし、10代も20代もいたし、ぱっと見て40代もいたよ。すっかりおっさんになってさ。くたびれた顔してさ。でもダイブしてるときの表情はなんかもう生命エネルギーの塊みたいなパワーで発電しそうなくらいだったよ。いやしてたなありゃ。

 Ato-ichinenもやったし。ほんとすごくイイライブだったし、イイオーディエンスだった。Everyday is chance to shineをなんかふみおさんにおもいっきりメッセージとして歌われた感があるんだけどどうなんだろうか。結構自分がステージに上がってるときの感覚からすると、実は結構客席の顔ってよく見えてる。表情とか、どんな奴がどんな反応してるのかとか。だからライブのときはいっつも自分の顔は向こうに見えてるという意識で見る。
とりあえずセトリは思い出せないw

ドコカデダレカニ聴きたかったなぁ。

そうだしょうじさんのサイフがみつかりますように


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