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生きるという事は死ぬまでにこの世に生を受けた事の意味を探す旅

失敗

   

人生は失敗するからうまくいく
とある本のタイトルだ。
本、というには小さく、そして薄いのだが。
ジェームズアレンという人が書いたものを
小さな、それこそCDサイズにして
コンビニなんかで売っている。
読むとごく当たり前のことが書いてあるのだが、
なるほど、そううなずいてしまうような内容だ。
自分自身の責任の重さに耐えられないような人は
一度読んでみた方がよいかと思う。
心が軽くなる=逃げではない。
前向きにその失敗を見直すことができるのだ。
人生の中には数え切れないほどの失敗が有る。
様々な選択の失敗もあるだろう。
実際に自分が侵してしまったミス
練りに練った計画が失敗したり。
でも全ての結果は因果に基づく。
つまりその失敗の責任は自分にあるのだ。
そしてそれは決して他人のせいではない。
原因があるからこそ、その結果が導かれる。
様々な要因が複雑に絡み合って
そういった結果を生み出すのだ。
だから反省はすべきだとおもう。
どんな失敗にあっても。
そしてそこで再発しないためにはどうすべきかを
具体的に考える。
そしてそれが自分の気の緩みに有るのならば
それは気を引き締めて、そしてそれを継続するのだ。
俺は会社に入ってすぐ、たったの1週間で大きな失敗をした
1995/10/2のことだ。
18:30にそれは起きた。
今もそれは一生忘れられないミスだ。
その後のにたようなミスはいくらでも忘れているのに、
その日だけはどうしても忘れない。
そしてその日から俺はずっと
「自分を疑う」
この信念に基づいて毎日を生きてきた。
一番信用ならないのは自分だが、
誰よりも自分が最高であるとも思いながら。
そして自分自身がそういったミスをしやすい人間であることを
よく自覚すること。
たとえどんなに確認をしても、それはもう一度確認をする。
計画もよく練ってあるものだとしても、
本当にそれでいいのか、それ以上の計画は無いのかを検討する。
人事を尽くして天命を待つ
という言葉が有る。
それはただ待つのではなく
できる限りのことを全てやって、そして結果を待つ訳で
今現在自分自身がベストを尽くせているのかどうかを
疑わなければならない。
自分に満足したら終わりだ。
ソイツはそれ以上の成長なんて望めない。
自分のいる、山の頂上が世界一だと思ったら、
高尾山が一番だと思っていたら、
エベレストの存在なんて知ることはないだろう。
自己満足でいいならば、組織の中に捉われる必要などない。
それはさっさと抜け出した方がよい。
組織の中に安息を求めるのであるならば
ありとあらゆる他人の中に自分がいることと
ありとあらゆる他人に支えられ自分が在ることを
認識すべきだ。
社会は一人では成り立たない。
人間は一人では生きられない。
群れのなかで生存する生き物だ。
ならば
ありとあらゆる人のためにどれだけ尽くせるかを
考えるべきではないだろうか。

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