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生きるという事は死ぬまでにこの世に生を受けた事の意味を探す旅

Happy Birthday to me

   

ハッピーバースデー
ハッピーバースデー
青木 和雄, 吉富 多美
久しぶりにレビューを書きましょうか。
タイトル通り、自分の人生を振り返るような気持ちで
この本を購入しました。自分へのプレゼントのつもりで。
読んでみたら、本当に自分の人生を振り返ってしまいました。
あまりにも重なる部分が多くて。
「あんたなんてうまれてこなきゃよかったのに」
そんな母親の台詞から始まります。
僕はそこまでじゃないけど、でもそれと同じくらいの衝撃を受けたことがあります。
「あんたが女の子に生まれてきてくれてればねー」
4人兄弟の一番上だった僕はなんども女の子、お姉ちゃんであったことを
望まれていました。何度も何度もこの言葉を言われました。
長女がどうしても欲しかったのだそうです。
つまり。
僕は望まれて生まれてきた訳じゃないんだ
そう子供心ながらにして思いました。
男であることを否定され、男として生まれてきた僕を否定され。
もちろん母親と祖母はそんなひどいことを言っているつもりはなかったろうし
それにそういいたくもなるくらいやんちゃな兄弟でしたから、
解らなくもない、そんな発言です。
でもそれは大人の都合。
それからというもの、小学生の僕なりに「死」について考えることが始まりました。
この物語の女の子も近いような感じです。
そして声が出なくなってしまい。。。
その娘と母親の関係がどうなっていくかを描いた物語です。
元々は児童書だったものが反響を呼び、
子供が親に読ませたり、そこからさらに広まったり、、、、
もうすでに100万部突破してるのかな?
僕はすべての人間関係がおかしい人々に読ませたいと思います。
そういう本です。
相手の気持ちに立って物事を考えられないのならば
その人は一生他人から優しくしてもらえないとおもうから
子供のときだけじゃない。
俺は骨折したときも会社の人間から
「つかえねー」
そう存在否定され、そして今日も
会議の中で俺はつるし上げにされた。
俺がやってきたことのすべてを否定された。
よかれと思っていたことを全否定。
つまり俺の存在意義を否定されたことになる。
さすがにその場でそのまま死んでしまおうかと思った。
俺が関わると仕事が難しくなるのだそうだ。
なんでめんどくさがりの俺がんなことしなきゃなんねーんだ?
わからん。
ま、そんなことはどうでもいいか。
まだ若い頃っていうのは本当にただがむしゃらで
自分の命削ることに何も疑問に思わなかったし、
たしかな目標って言うのもあったし
すべてがあっという間に流れていったから
いろんなことが起きても、それがお客や関係者のためならって
おもったら何でもできるスーパーマンだったかもしれない。
今思えば努力はかなり足りなかったと思う。
もっとこうすればよかったと思うことはたくさん有る。
そのかわり先輩にたくさん受けた恩は
そのまま後輩にしてやろうと思う。
でも存在は否定された。
俺は社会から抹殺されたんだ
30歳の誕生日に
仕事10周年のその日に。
俺は価値のない人間だ

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